ORblueNa official blog

表参道のエシカルショップ 「ORblueNa(オルブルーナ)」の公式ブログです。

【SDGs】「カエルデザイン」の海を綺麗にするアクセサリー発売決定

1億5,000万トン分の一でできた幸運を呼ぶアクセサリー!?

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こんにちは、ORblueNa(オルブルーナ)スタッフです。

オーナーは海が好きで、お店のコンセプトのひとつにも、「アースフレンドリー」があります。

その海で、ゴミ問題が深刻化しています。

実際、この地球上の海洋ゴミは1億5,000万トンにも及ぶそうです*1

さらにペットボトルやビニール袋などのプラスチックゴミが、年間約800万トンも新たに海へ流れ出るといわれています*2
800万トンとは、ジャンボジェット機が5万機相当の重さです。

この傾向が続けば、2050年までに海では魚よりもプラスチックの方が多くなるとの研究結果もあります*3

こういった海洋ゴミによって、魚類、海鳥、アザラシなどの海洋哺乳動物、ウミガメなどのたくさんの海洋生物が傷ついたり、命を落としています。

そんな海洋プラスチックゴミ問題を解決する方法は2つあると、カエルデザインの高柳さんは発信しています。

 

海洋プラスチックは何百年も分解されない。

解決するには、プラスチックゴミを出さないことと、すでに出てしまったプラスチックゴミを回収する

この2つの方法しかなく、そしてそれは人間にしかできないこと*4


「カエルデザイン」は、後者に対してアプローチしているアップサイクルブランドです。

ゴミからできるアクセサリー

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出典:カエルデザイン,「HPトップ」,〈https://kaerudesign.net/〉,(最終アクセス2021年4月21日).

「カエルデザイン」では、石川県金沢町などで海洋プラスチックゴミを回収し、それをアクセサリーに加工しています。

さらに、神奈川県の茅ヶ崎市、鹿児島県の喜界島や 与論島などのクリーンビーチ活動で回収された海洋プラスチックを、金沢に送っていただいたりもしているそうです。

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出典:カエルデザイン,「HPトップ」,〈https://kaerudesign.net/〉,(最終アクセス2021年4月21日).

カエルデザイン合同会社とさまざまな障がいをもつ方たちが、パートナーとなってアクセサリーを作成しています。

回収したプラスチックは、できるだけ自然に負荷をかけないよう重曹で手洗いし、乾燥させます。

それを色別に選別してから、色を組み合わせてブレンドし、板状に加工された1枚の板をハサミで切り出してアクセサリーに仕上げているそうです。

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出典:カエルデザイン,「HPトップ」,〈https://kaerudesign.net/〉,(最終アクセス2021年4月21日).

商品の売り上げの一部は、海洋ごみの調査や、海や川の自然保全を行う「一般社団法人JEAN」に寄付されているそうです。

 

「誰一人取り残さない社会」の実現へ

国際連合は、持続可能な開発目標(SDGs)で目標としている「No one will be left behind.(誰一人取り残さない)」社会の実現を目指しています。

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出典:国際連合広報センター,「持続可能な開発目標(SDGs)とは」,〈https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/〉,(最終アクセス2021年4月12日).

このアクセサリーは、株式会社クリエイターズが運営するリハビリ型就労スペース「リハス」の方に作成を委託しています。

アクセサリー作りをとおして、障がいをもつ方たちの生きがいと経済的な自立にもつなげたいという想いがあるそうです。

 

なぜ「カエル」なのか

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出典:カエルデザイン,「HPトップ」,〈https://kaerudesign.net/〉,(最終アクセス2021年4月21日).

「カエル」には、「帰る」、「返る」、「還る」、「変える」という同じ発音の言葉があります。

ひとやお金、幸運が「かえる」ように。

そしてゴミが素敵なアクセサリーに変わったように、愛用いただく方の日々と、自然、そして障がい者の方の現状を、少しでもよい方向へ「かえる」ことを目指して。

リハビリ型就労スペース「リハス」のセンター長である寺井さんのメッセージにこうありました。

わたしたちのスローガンは「障がいがあっても稼ぐ!」(引用:カエルデザイン,「ストーリー」,〈https://kaerudesign.net/story/〉,(最終アクセス2021年4月21日).)。


海洋プラスチックゴミは、何百年も分解されないといわれています。

「ひと」がつくり、使い、捨てたプラスチック。
それがまた拾われ、カタチとなり、だれかのお気に入りにかわる。

綺麗な色に輝く、とっても素敵なアクセサリーの奥には、たくさんのひとの手とストーリーがあります。

ぜひORblueNa(オルブルーナ)に足を運んで、ひとつひとつ表情の違うアクセサリーからお気に入りをお選びください。

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ORblueNa(オルブルーナ)
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-26-28 ファンファンビル1F
Open: 11:00-20:00(不定休)

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*1:出典:McKinsey & Company ,「Saving the ocean from plastic waste」,〈https://www.mckinsey.com/business-functions/sustainability/our-insights/saving-the-ocean-from-plastic-waste〉,(最終アクセス2021年4月12日).

*2:引用:UNEPホームページ,「Our planet is drowning in plastic pollution」,〈https://www.unep.org/interactive/beat-plastic-pollution/〉,(最終アクセス2021年4月12日).

*3:引用:UNEPホームページ,「Our planet is drowning in plastic pollution」,〈https://www.unep.org/interactive/beat-plastic-pollution/〉,(最終アクセス2021年4月12日).

*4:引用:カエルデザイン,「ストーリー」,〈https://kaerudesign.net/story/〉,(最終アクセス2021年4月21日).